擬人化大宇宙
第一次宇宙大戦 - 前編
時はシンテーア暦1726年…
ヴァルエルクちゃんは未探索宙域で
居住可能な星系をたくさん発見したようです。
ヴァルエルク
「おっ、良さげな空き地発見デーッス!!!!!」
ナロス
「グワハハハ!! 私の広大な領地を
空き地と見間違えるなんて
随分と節穴ちゃんだな!!!!!」
ヴァルエルク
「わっ、何この子。 無駄に『!』が多いし…」
ナロス
「おまいう!!!!」
ナロス
「こほん…私はナロスちゃんだ!!」
ヴァルエルク
「アタシはヴァルエルクってゆーんだヨー!!」
ヴァルエルクちゃんとナロスちゃんが
お知り合いになった頃、
エルミアちゃんとマーカスちゃんが
挨拶にやってきました。
エルミア
「初めまして。 私はエルミアよ」
ナロス
「ナロスだ! よろしくな!!!
仲間になろ~すってな!!!」
エルミア
「不死技術、使ってない?」
ナロス
「なんだそれ? 使ってないぞ!!」
エルミア
「ホントに?」
ナロス
「ホントに!」
エルミア
「ホントにホント?」
ナロス
「ホントにホント~~!!!」
エルミア
「じゃあお友達ね。 よろしくね」つ握手
ナロス
「やったー!!!」握手
マーカス
「新しい国…
ライブラリに登録します…」ウィーン
ナロス
「ハッハッハ!! 妙にロボロボしいな!!?」
マーカス
「『ロボロボしい』は
ライブラリにありません」
ナロス
「私はナロ~ス!!!
仲間になろ~す!!!
じゃないと殺~す!!!」
マーカス
「攻撃理由なし…強国…友好宣言…」つ握手
ナロス
「やったー!!!」握手
そんなこんなで、ナロスちゃんは
エルミアちゃんとマーカスちゃんと
お友達になります。
しかし、ヴァルエルクちゃんの
不用意な発言のせいでナロスちゃんは…
ヴァルエルク
「なあナロス、お前随分頭悪そうだな!!!
保護してやろうか?」ショクミンチー
ナロス
「」プッツーン
シンテーア暦1728年、第一次宇宙大戦勃発。
ベレーヌの戦い
ナロス連邦の勝利
ナロス
「圧倒的な力を喰らえーっ!!!!」ドカーンドカーン
ヴァルエルク
「やべえやべえ!
助けてデーッス!!!」
エルトリア
「うるさいですわね…」ヤレヤレ
サーヴァリア
「植民地の反乱かな?」ヤレヤレ
シンテーア
「搾取経済冷えてっか~?」ヤレヤレ
ナロスちゃんの電撃的な勝利で
ヴァルエルクちゃんが持ってた
ベレーヌ星とスィトローク星が陥落しました。
ヴァルエルク
「ヤメテ…イジメナイデ…センソウ…ヨクナイ…」
ナロス
「ねえねえ!!今どんな気持ち!?」NDKNDK
ヴァルエルク
「」チーン
ナロス
「よーし!このまま大ナロス共栄圏を
作っちゃうぞー!!!」ワクワク
サーヴァリア
「ちょっ、わっ、マズいって!」
遂にナロスちゃんはサーヴァリア領
惑星ニェパーシュも制圧してしまいます。
ナロス
「やっぱり私最強! 私こそが宇宙の支配者!」ワーイ!
ヴァルエルク
「誰か助けてヨー」ナミダメ
サーヴァリア
「さすがにこれは協力しないと滅ぶよね」ボロボロ
シンテーア暦1729年
サーヴァリア=ヴァルエルク同盟結成
加盟国:ヴァルエルクちゃん、サーヴァリアちゃん
目 的:ナロスちゃんから自分たちのお家を守るため
シンテーア
「これマジ? やべぇよやべぇよ…」ワナワナ
エルトリア
「他人事じゃなくなってきましたわね…」ワナワナ
ベリオン
「ところで…」ヒョコッ
ナロス
「ん、誰だ?」
ベリオン
「貧弱クソザコ脳みそスッカスカ侵略国家ちゃん様は
どちらですか?」アオリー
ナロス
「何お前!?もう怒ったぞ!!」プンスカ
パルンザントの戦い
ナロス連邦の勝利
ナロス
「あれれ? クソザコにも勝てないんですか?」
ベリオン
「……」←パルンザント陥落
ヴァルエルク
「大宇宙一の軍事大国が…!?」
エルトリア
「あの脳筋ベリオンが負けたですって!?」
ドルムント
「ちょっと!
何勝手に喧嘩売ってるの!?」
ヴィッテンクレイル
「壺売ってる場合じゃないわ!」AA略
ナロス
「まだまだまだまだァ!!」ドカーンドカーン
ヴァルエルク
「わ、わ、わ」
トラドヴァの戦い
ナロス連邦の勝利
ヴァルエルク首都星トラドヴァ陥落
レーウス星で亡命政権樹立
ヴァルエルク
「\(^o^)/」
シンテーア
「ああ^~今晩のご飯はうまいわね~!」モグモグ
ナロス
「次はお前じゃい!!」ドカーン
シンテーア
「ファッ!?」
ヒェルニエの戦い
ナロス連邦の勝利
ヒェルニエ陥落
シンテーア
「いや~キツいっす(素)」
ヴァルエルク
「ぼうめいぐらし…誰かタスケテ…」マンシンソウイー
シンテーア
「生きてる証拠だよ!(不死技術並の感想)」
ナロス
「ぐわっはっは!!
真の支配者はこのナロスちゃんだ~!
ナロス
「レーウス星への道を開けろ~~!」デーン
シンテーア
「あっ、おい待てい(ヴェオン・レギトっ子)」テノヒラクルー
シンテーア
「ヴァルエルクちゃんはいつか私がやっつけるって
それ一番言われてるから(申し訳程度の照れ隠し要素)」
シンテーア
「じゃけん同盟に参加しましょうね~
ナロスちゃんは†悔い改めて†」
天嶺
「お姉ちゃんが参加するならついてくよ!」
ベリオン
「圧倒的粉砕を以て征服しましょう」
グロスクロイツ
「べっ、別にベリオンを助けるわけなんか
じゃないんだからねっ///
ただの自衛戦争だもんっ!!」ツンデレー
ドルムント
「べっ、別に戦争がやりたくて参戦するわけなんか
じゃないんだからねっ///
ただの防衛戦争だもんっ!!」ヘイワシュギー
ヴィッテンクレイル
「それ、何か違う気が…
もちろんわたくしは壺を売るために参加しますわ」
ニーネン
「にゃはは、
これはニーネンの新兵器を試す時かなー」ニャハッ
エルトリア
「しょうがないですわね…
わたくしも手伝ってあげますわ」ハァ
ヒューヴル
「ボクも頑張るよ!
船を漕ぐのは得意だもん!」←宇宙船操縦経験なし
ヴァルエルク
「み…みんな…!!」パァァ
ヴァルエルクちゃん絶体絶命のピンチに、
大宇宙のみんなが(表向きでは)ナロスちゃんから
ヴァルエルクちゃんを助けることを理由に
立ち上がります。
仲良しの国も、仲の良くない国もです。
サーヴァリア=ヴァルエルク同盟は『対ナロス大同盟』という名前に変わりました。
シンテーア暦1730年
対ナロス大同盟結成
加盟国:ヴァルエルクちゃん、サーヴァリアちゃん、
シンテーアちゃん、天嶺ちゃん、
ベリオンちゃん、グロスクロイツちゃん、
ドルムントちゃん、ニーネンちゃん、
エルトリアちゃん、ヒューヴルちゃん、
ヴィッテンクレイルちゃん(計12名)
目 的:ナロスちゃんから自分たちのお家を守るため
ようやく力を合わせて戦い始めた大宇宙のみんな
もとい
対ナロス大同盟チーム!
しかし待ち受けるは連戦連勝ナロスちゃんの大部隊!
どうなる大宇宙!?
次回、
第一次宇宙大戦-後編
『決戦!レーウスの戦い ナロスちゃん死す!』
デュエルスタンバイ!
ナロス
「フハハ! 雑魚が何人集まっても雑魚だぞ!!」